先日、2回目のフィラリア予防薬を服用した沙夜ちゃん、
一昨日の金曜日、動物病院で血液中のミクロフィラリアを見てもらったら
激減していました~!!

なので、次回からショック止めのステロイドは不要になりました

ひと安心です♪
ちなみに初回の投与後も同じように見てもらったのですが、
この時点ではまだまだミクロフィラリアがウヨウヨ居て
2回目の服用は初回と同じくショック止めのステロイドを飲みました。
<ちょこっと補足説明↓>
※フィラリア予防薬の投与後の急性症状は、
フィラリア成虫が心臓弁に引っかかるベナケバシンドロームと違い、
ミクロフィラリアが大量に死んで肺の血管が詰まることで起こると
言われています。
なので、フィラリア陽性でも、ミクロフィラリアが少なければ
予防薬投与時のショック止めは不要というわけなのです。
さて、ちょうどよい機会なので、
沙夜ちゃんの健康状態をご説明しておきたいと思います
沙夜ちゃんをお預かりした翌日(11/23、もう2か月前ですね~)、
早速、我家の
かかりつけの動物病院で健康診断をお願いしました。
まず年齢ですが、歯が白くてきれいことから
獣医さんの見立てでは2~3歳かな?ということでした。
ただ、現地にボランティアで通っていたCさんによると
沙夜ちゃんは2年あまり前から現地で暮らしていたそうで
Cさん達が2013年7月に避妊手術をしてくれたそうです。
その時には、成犬だったということなので、
3歳くらいにはなっているかな?と思います。
後述しますが、フィラリアの寄生状況と影響度から考えても
それほど齢がいっているとは思えないので、
実際のところ、3歳~4歳くらいの間かな?と思っています。
血液検査の結果は全く問題なく、腎機能も肝機能も正常。
栄養状態も悪くありませんでした

(この1週間後に検便もしましたが寄生虫は出ませんでしたし、
駆虫も終わっています)

しかーし、心配なのはフィラリアでした・・・

現地では、夏は蚊の羽音で犬が眠れないほどと聞いていたので
フィラリア陽性は覚悟していましたが
血液を見てもらったら、ミクロフィラリアがウジャウジャ><
(保護活動をしているとフィラリア陽性の子は珍しくないですが、
私がお預かりしてきた子の中ではミクロフィラリアの数が一番多かったです)
成虫の寄生状況を確認するために、レントゲンとエコーもお願いしました。
さて結果は・・・
進行度を「軽度」「中程度」「重度」で表すと、
フィラリアの寄生状況は「中程度」だけど、心臓への影響はまだ「軽度」。
聴診での心雑音もありません。
レントゲンでは少~し右心の肥大が認められるものの
心配な状況ではありませんでした(ホッ)。
このあと、早速、フィラリア症の治療に入り、
以下のような流れで現在に至ります。
・ミクロフィラリアを駆除する効果のある抗生物質服用 (2週間)
↓
・初回のフィラリア予防薬服用
(事前にショック止めとしてステロイド10mg服用)
↓
・2回目のフィラリア予防薬服用
(事前にショック止めとしてステロイド10mg服用)
沙夜ちゃん、今後は、毎月1回のフィラリア予防薬を通年で服用し
(前述したようにもうショック止めのステロイドは不要です)、
フィアリアの成虫が死滅する(陰転する)のを待つだけです。
ただし、フィラリアの成虫がある程度の数肺動脈に寄生している状態なので、
急性フィラリア症を避けるため激しい運動は避けています。
(※急性フィラリア症<ベナケバシンドローム>については、また改めて書こうと思います)
沙夜ちゃんは、お散歩は大好きですが、
走りまわって遊んだりすることはないので
特別な注意も必要なく、楽しく日常生活を送っています
あとは、本当のご家族との赤い糸を待つだけの沙夜ちゃん、
ビビリな沙夜ちゃんを優しく見守ってくださるご家族からの
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