お見舞いのメールやコメントをいただきありがとうございます。
みなさまからの励ましのコメントは、私もモカパパも、そして犬たちにとっても、
たいへん心強く、嬉しく思っています。
本当にありがとうございます。
おかげさまで今朝ガスが復旧しました♪
断水のほうまだ復旧見込みが立たないですが
水の出ない生活にも慣れ、私たちは元気に明るく暮らしています。
(一時期、回復見込みが明日17日と発表されたのですが
次々と不具合の箇所が発見され、結局復旧は未定となりました)
悲惨な状況のなかでがんばっていらっしゃる被災地の方々のことを思うと
不満など言うつもりは全くありませんが
このようにお水の出ない生活は初めての経験で、
色々と感じることや反省すべきことなどがあるうえ
私たちの経験が今後、皆さんの参考になればと思うところもありますので
今感じていることをブログに残すことにしました。


今、我が家は断水6日目の夜を迎えています。
ただ、断水と言っても、お隣の江戸川区ではお水が出ていて
車で1時間ほど走れば、友人や夫の実家からお水をいただける状況です。
これで周りの市町村も断水だったら、状況ははるかに厳しいと思います。
給水活動は自衛隊の方々の協力で朝7時半から夜9時まで
近所の小学校で行われています。
(小学校には仮設トイレも5~10個くらいづつ設置されています)
ここ2日ほどはだいぶ落ち着いて長時間並ぶような状況ではなくなりましたが
地震のあと3日ほどは、道路の混雑もありなかなか時間どおりに給水車が来ず
長時間並んでもすぐに給水車が空になってしまうような状況でした。
しかし、並ぶ時間が少なくなったとはいえ、
給水場所になっている小学校に駐車場があるわけでもなく
ひとりが徒歩で持ち帰ることができる水の量なんて
せいぜいトイレのタンク1杯分・・・
給水車でもらうことができるお水はあくまで飲料水で、
生活用水を給水車に頼ることはできません。
水道から豊富に水が出る生活がいかに幸せだったかと感じています。
そして、本題の断水生活に対する備えですが・・・
我が家は比較的備蓄に気を付けていたほうだと思います。
新聞やその他の情報を参考に、私たち夫婦と犬たちのために
お水や食料、薬や生活用品など、結構な量を備えていたつもりでしたが、
実際に生活してみると足りないものがありました。
準備しておいて助かったのは、ます第一に飲料水。
お水のペットボトルとスポーツ飲料はモカパパがコツコツと買い換えながら
相当量を備蓄しておいてくれたので飲料水には困りませんでしたし
慌てて買いに走らなくても済み、精神的に随分余裕が持てました。
今も飲料水には困っていませんが、
トイレや手洗いなどの生活用水は備蓄していませんでしたので
非常に困りました。
特にトイレのお水は1回に10リットル以上使うので
飲料水を回すわけにはいきません。
非常時に備えてお風呂にお水を張っていたら随分助かったのに・・・と思いました。
そして準備していなくて困ったのはお水用のポリタンク。
モカパパの発案で写真(↓)のようにゴミ袋(これはたくさん備蓄していました)を
2重にして使用しましたが、お水を出すためのバルブのついたタンクがあれば
便利だと思います。
ちなみに給水車が来たのは、地震翌日の朝になってからです。
その情報も、ご近所に出かけた際に自転車で巡回している町会長さんとバッタリ会い、
「〇〇小学校に給水車が来てるから」と口コミで教えていただいたような状況でした。
この時に限らず、地震から2日間くらいの情報収集はほとんど口コミでした。
土日を挟んだということもあるのかも知れませんが、
町内の放送(「ピン・ポン・パン・ポーン♪」で始まるあのアナウンスです)から
必要な情報を得られるようになったのは月曜日になってからです。
こういう時は、ご近所付き合いって大切だなあ~としみじみと感じました。
そしてある程度準備してありましたが、断水が長引いて買い出しに出たのが
アルコール除菌のウエットティッシュやアルコールスプレー
紙の食器と割り箸、使い捨てスプーン類 です。
これらは浦安では手に入らないので、
江戸川区のマイナーなスーパーマーケットで購入しました。


お水はできるだけ節約したいので、手は洗わずにアルコールで消毒しています。
一番便利なのはティッシュペーパーや手などに直接拭きつけて使える
スプレー式やジェル式のものだと感じています。
そして毎日使う食器・・・食器洗いに回すお水など皆無なので、
もったいないと思いますが重宝するのは使い捨ての紙の食器です。
今までイザとなったらお皿にラップをして使えばいいや・・・と思っていましたが
(なのでラップはたくさん備蓄していました)
これは熱いものや水分が多いものは乗せられないのであまり役立ちません。
さらにコップは思いのほかたくさん使いますので
節約するにしても一人あたり1日に5個くらいは準備しておいたほうがいいと思います。
あと、お風呂に入れないので、顔を拭くためのフェシャルペーパーや
身体を拭くためのボディーペーパー等があると便利です。
身体は蒸しタオルで拭くのが一番気持ち良いと思いますが
やはり洗濯ができないのでタオルの使用も控えています。
みな考えることは同じなのかこれも浦安では売り切れで、
江戸川区のスーパーで購入しました。
あと、トイレットペーパーやティッシュペーパーなども
店頭から姿を消しています。
これらは我が家は十分に備蓄がありましたので
慌てて買うこともありませんでしたが、
水が出ないと、拭き掃除などあれこれ使用する量が増えますので
多めに備蓄しておくと心に余裕が持てると思います。
だいぶ長くなってしまいました。
まだまだ書きたいこともあるのですが今日はこのへんで。
被災地の一刻も早い復興と、原発の被害がこれ以上広がらないことを
心からお祈りしています。