みなさまに応援していただいた菜々ちゃんですが、
土曜日の深夜に虹の橋を渡りました。
菜々ちゃんのために祈ってくださった方々、
本当にありがとうございました。
みなさまへのご報告が遅くなり、たいへん申し訳ありません。
↓パパさんが送ってくださった写真・・・菜の花畑の菜々ちゃん

土曜日、朝はよろよろと起き上がってお水を飲むくらい元気だったそうですが
夜、容体が急変してパパさんが獣医さんに連れて行ってくださり・・・
病院からそのご連絡をいただいたのが夜の9時すぎでした。
最初は帰宅する予定とお聞きしていましたが、
23時すぎにはそのまま一晩入院することになったとお聞きし・・・
その後のことは、パパさんが「
この前のブログのコメント欄」に
書いてくださっていますのでそのまま引用させていただきます。
(※↑菜々パパさんからみなさまへのお礼のメッセージ、
ぜひ記事のコメント欄からご覧ください!)
* * * * *
『早朝1時に病院で静かに息を引き取りました。
私達が駆けつけるまでの間、当直の先生が必死に心臓マッサージなどの
蘇生をしていただきました。
診療台の上で、人工呼吸器につながれた菜々は
それでも私達が来るのを待っていたのか、
目をこちらを向け、それから旅立ちました。』 * * * * *
菜々ちゃんの瞳に最後に写ったのはパパさんとお兄さん・・・
菜々ちゃん、安心してお空に昇れたね・・・
菜々ちゃんが旅立った4月16日、そのちょうど1年前の2016年4月16日に
菜々ちゃんはCさんご夫婦にレスキューされました。
「
引取屋」と呼ばれる業者からレスキューされた菜々ちゃん
それ以前にどういう生活をしていたかは分かりませんが
おそらく「
パピーミル」のような悪徳ブリーダーで
狭いケージに入れられたまま仔犬を生み続けていたと思います。
最初はリードも、外の世界も恐怖で、お散歩では一歩も歩けず
リードを引くと柴犬特有の子供の悲鳴のような叫び声をあげて
拒否した菜々ちゃん・・・
私は子供の虐待と間違われるのではないかと思いながら
お散歩練習を繰り返しました。

でも、ある日、公園でテニスボールを見つけたら目が輝いて~
それからお散歩が大好きになりました。

菜々ちゃんを思い出すと、いつも大きな瞳をキラキラさせた
穏やかな笑顔が浮かんできます。

レスキューされるまでは辛いことや苦しいことばかりの生活だったと思いますが、
菜々ちゃんは忍耐強く、すべてを静かに受け入れて生きてきたのだと思います。
そして、その忍耐が癌細胞となって体を蝕んでしまったのでしょう・・・
昨秋、お空に昇ったすーちゃんも菜々ちゃんと同じような優しい子でした。
そして、あの現場からはふたりの他にも癌で亡くなった子が出ています。
みな、せっかくレスキューされて、これからという時だったのに・・・

ボール遊びが大好きで、嬉しいことがあるとグルグル回転して
喜びを表してくれた菜々ちゃん。
(この回転は同じ場所からレスキューされたかりんちゃんもまなちゃんも同じで・・・
狭いケージではこうやって回転することしかできなかったからか?、
常同障害の名残なのか?わかりませんが、とても楽しそうでした)お嫁入り後はたくさんお出かけやボール遊びをしてもらって
楽しい日々だったね・・・
その日々はあまりにも短すぎて、残念で悔しくて、とても悲しいけれど。

でも、一番悲しくてショックなのはパパさんはじめ、菜々ちゃんのご家族。
まだ一緒に暮らして1年も経っていないのに菜々ちゃんを失ってしまいました。
パパさんは何にも悪くないのに、1周年を迎えられなかったことを
謝ってくださって・・・。
昨年9月にも命の危機で集中治療に入った菜々ちゃん、
里親さんには、たくさんの心労(医療費も)をおかけしたうえに
こんなに早く逝ってしまって大きな悲しみをもたらしてしまいました。
預かりとして、里親さんご家族にはとても申し訳なく思います。
菜々ちゃんが逝ってしまった悲しみと、
里親さんに対する申しわけなさと、
短い期間でも菜々ちゃんが家庭犬としての幸せを味わえて良かったと思う気持と、
ブリーダーや引取屋に対する怒りと・・・
私は感情の整理がつかないままですが、
最後は菜々ちゃんの穏やかな笑顔でご報告を終えたいと思います。
菜々ちゃんを応援して下さったみなさま、
本当にありがとうございました・・・

H家の菜々ちゃん、2017年4月16日永眠
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