数日前、保護犬への室内トイレの教え方についてご質問をいただきました。
ちょうど良い機会なので、我家のやり方について書いておこうと思います
(そうすれば、預かりっ子の里親さんにも参考にしてもらえるし^^)と、言ってもすっごく単純で・・・
わざわざ「トレーニング」というほどのものではありません・・・(^^;)
必要なのは「そのうち覚えるさ~」という楽観的な気持ちかな?
(失敗が続くとイヤになってしまいますが、そこは楽観論です(笑))
よく知られていることですが・・・
犬はキレイ好きなので、自分の寝床ではよほどのことがない限り排泄はしません。
長い期間、狭いケージで排泄せざるを得ない生活をしていた
ブリーダーレスキューの茉夏ちゃんたち
(かりんちゃん、菜々ちゃん、茉夏ちゃん)は
どうだろう?と最初は心配していたのですが・・・
我家に来て2階の隔離部屋の広いケージで過ごすうちに
すぐに自分の寝るスペースでは排泄しなくなりました
(我家では預かりっ子は健康診断が済んで精神的に落ち着くまで2階のお部屋で過ごしてもらいます)
健康診断が済んで、サークルでの生活がある程度落ち着いたら、
預かりっ子は2階の隔離部屋生活を出て1階のワンコ部屋での生活に移ります。
ここではサークルではなくバリケンでの生活になり、
リビングの隅の共同トイレを覚えてもらうことになります。
※ちなみにトイレの設置場所なのですが・・・
排泄時に人に注目されるのを嫌がる子が多いので
人の視線が届かない静かな場所が良いと思います。
<リビングの隅の落ち着いた場所に作ったトイレスペースです>
1Fでは我が家の群れと共同生活をすることになるので
お互いに慣れて一緒にフリーにできるようになるまでは
基本的にバリケンでの生活になります。
しばらく『お散歩以外はバリケンの生活』が続くのですが
これがトイレトレーニングにはちょうど良いのです♪
あとは、もうしつけ本などに書いてあるセオリー通り。
朝の寝起きや、お昼寝から目覚めた時、夕方のお散歩前など
おしっこがしたくなるタイミングでトイレスペースに誘導して
シート上で排泄する習慣をつけます。
なかなかしてくれない時は、トイレスペースから出られないようにして
それとなく様子を見ます。
リードに慣れていない子や怖がりの子はそばに人が居ない方が
スムーズにしてくれます^^
で、このとき
大切なのは、きちんと排泄できたらすぐに褒めること!我家では「偉いね~、上手ね~、イイ子だね~
」と褒めちぎって
オヤツ好きな子には、すかさずオヤツをあげます。
保護したばかりの子は褒めても解らないように思いますが
それでも、こちらが喜んでいる気持ちは伝わっていますので
まずは、褒めること!
(だと私は思っています)(オヤツをあげる場合も、まずは褒めて、オヤツはそのあとです)
ちなみにこの「褒め」はトイレを覚えてもずーっと継続します。
我家の姉妹も、もう10年以上、家できちんとトイレをするたびに
褒めています。
そして、オヤツがもらえるので、オヤツ狙いにトイレをする
モカ姉さんや太雅のような輩も居ますが、
私はそんなお楽しみがあってもいいかな~と思っています(笑)
なかなかトイレをしてくれなくて出直したり、
場所を間違えてしまったり・・・ということもありますが
たいていの子は覚えてくれます。
「たいてい」というのは・・・
どうしても家の中では排泄してくれなかったり
いったん室内トイレを覚えても、朝夕のお散歩に行くようになると
家の中では排泄してくれなくなる子がいるからです。
それでも、ずっとガマンさせていれば室内でしてくれるようになると
思うのですが・・・
3日間くらいは排泄を我慢する子もいるので
その間お散歩に出ないという根気が私にはなく、
そのような子は潔く諦めて雨でもお散歩に出るようにして
雨でも朝夕お散歩に出てくださる里親さんを探すようにしています。
ちなみに、現在の茉夏ちゃんはこんな感じです(↓)
ちなみに茉夏ちゃんの場合・・・
室内トイレを覚えてからも、部屋の中でのマーキングが続き
一時期、
マーキング防止にマナーパンツをはかせていた時期がありました。
(我家はアチコチ犬のオシッコのニオイがするので~(^^;))
でも、いつの間にかしなくなり、現在は問題なく過ごしています
以上、保護犬の預かりをお考えの方に少しでも役立てば・・・m(__)m
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