(すっかり遅くなってしまいましたが、前回の続きです)
1回目の保護作戦は失敗しましたが、
幸い、翌日の台風10号は前週の9号ほどは酷い雨にならず
また、ヘルガちゃんの行動も、前夜の保護作戦の影響をあまり受けなかったようで
翌日はまた家の近くに現れてくれました。
(目撃情報をいただいたと里親さんから聞いたときは心底ホッとしました。
情報をお寄せくださった方々、ありがとうございましたm(__)m)
この頃、毎晩、里親さんがヘルガちゃんに餌付けをしていたのは
自宅から数分ほど離れたところにある駐車場でした。
(↓の写真がその駐車場です・・・青いのが里親さんのお車です)
ヘルガちゃんはここで里親さんが車から投げ与える唐揚げを受け取り
奥の草地に運んで食べ、また受け取り・・・という動作を繰り返し
満足したら立ち去っていきました。
一度目の保護作戦もこの駐車場で行いました。
囲いのない広い場所で、麻酔薬が効いてヘルガちゃんの動きが鈍くなることに
頼るだけの計画でしたが、ヘルガちゃんは身軽に逃げてしまいました><。
やはり、「薬が効くまで足止めできるような場所でないと保護は難しい」と
思い知らされた失敗でした。
しかし、私たちは幸運でした
餌付けしていた駐車場の隣が、女性の背丈ほどのフェンスに囲まれた
公園だったのです。
(↓がその公園です)
ここはヘルガちゃんがいつもお散歩していた公園で、
私たちも「ここで餌付けができれば・・・」と
最初から目を付けてはいました。
しかし、駐車場付近でたくさんの目撃情報があるなか、
この公園での目撃は1件もなく、
ヘルガちゃんが公園を敬遠しているのでは?と推測されました。
そうしたなか、餌付けが成功して間もない状況で2度目の台風が迫り
餌付け場所を変える時間的な余裕もないまま、
薬の効果に頼って1回目の捕獲作戦に踏み切ったのでした・・・。
でも、やはり捕獲するにはヘルガちゃんをここで足止めするしかありません。
里親さんは早速失敗の翌日から、餌付け場所の移動にトライしました。
そして、なんと、里親さんの作戦が功を奏し、
翌日には餌付け場所を公園に変えることに成功したのです
その後1週間の間、里親さんはヘルガちゃんの動きを観察しながら
公園内での餌付け場所を少しづつ移動、
その状況を聞きながら、一緒に保護作戦を練ってくれた
Cさん、
そら母さんとアレコレたくさん考えて・・・
(というか、考えたのは経験豊富なおふたりで、私は殆ど役に立ちませんでした(^^;)
そして、翌週の9/4に再度保護作戦を行いました。
作戦の概要は単純で、
『公園内でヘルガちゃんに麻酔薬入りの唐揚げを食べさせ、
麻酔が効くまで公園内に閉じ込める』というものです。
里親さんが公園のフェンス際に停めた車から
公園内のヘルガちゃんに唐揚げを投げ与え、
その間にメンバーがヘルガちゃんに気付かれずに公園の出入口を塞ぎます。
公園の三ケ所の出入り口は、Cさんの発案でラティスで塞ぐことにしました。
↓作戦略図です (ヘタでスミマセン(^^;))
作戦は単純でしたが、
人間の姿が見えると逃げてしまうヘルガちゃんなので
・どうやって気づかれずに出入口を塞ぐか?
・出入口を塞ぐ前に通行人が来たらどうするか?
ということが大きな問題でした。
これは里親さんと一緒にタイミングを考えて、
作戦を頭の中でシュミレーション
(長くなるので細かいことは省きますが、興味のある方は聞いてください)当日、集合時間より早めに里親さん待ち合わせた私は
実際に公園を見ながら最終的な打ち合わせをしました。
この時、隣の駐車場で伏せてごはんを待っているヘルガちゃんの姿を見ました。
私の声やニオイはきっと届いているだろうな・・・
先週のこともあるし、なにか感づかれたかな・・・
不安が頭をよぎりましたが、うまく成功することだけをイメージして
集合時間の午後9時ちょっと前に集合場所へ向かいました。
※ここで時間切れ・・・続きますm(__)m
* * * * *
さて、ヘルガちゃんの近況ですが、元気にしてるそうです!
放浪生活の疲れが出たのかしばらく下痢してしまったそうですが
それも回復しました
寄生虫もなく、血液検査の結果も良好♪
里親さんが与え続けた唐揚げのおかげか(笑)、
体重もほとんど変わらず脱水もなし。
破壊行為など脱走の兆候もないそうです^^
(里親さんはドアに補助鍵などを付けて万一に備えてくださっています)
そして、離れていてもカメラでヘルガちゃんの様子が解る装置も導入~!
一昨日、里親さん夫妻が捕獲機などの返却にお越しくださったのですが
私もヘルガちゃんの様子をライブでみせてもらいましたよ
(なんと音も聞こえるそうです!)
ヘルガちゃん、愛されてますねお留守番中は結構活発に動いているそうです^^
こうやって見ているのもなかなか楽しそうですね
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